家庭教師の指導は人それぞれ
家庭教師になるには特別な資格は必要ありませんし、学生や社会人がアルバイトとして行っている場合だけでなく、プロの家庭教師もいます。また生徒も基礎を丁寧に教えてもらいたい生徒からトップクラスの高校や大学を目指す生徒まで、レベルも能力ややる気も様々です。ですからその指導方法も先生の個性と生徒の状況によって変わってきます。言い換えれば生徒の学力を伸ばすために、学校のような集団指導ではできないその子その子に応じた教え方ができるのが家庭教師に教えてもらうことの長所なのです。
たとえば厳しく叱られると萎縮してしまうが褒められると伸びる子どもならば、その点をふまえた方法で教えてもらうと大きな成果が期待できます。そのためには家庭教師の選び方も大切です。ただ学力が高かったり、深い専門知識を持っているだけでなく、生徒の個性を掴み、それに合った方法を考え柔軟に対応してくれる先生を選ぶことが何よりも大切になってくるのです。
塾と家庭教師の両方があると便利
学校の勉強の補習をしたいとか、受験対策に向けて不安が出てきたとかいうときには、通常塾へ行くか家庭教師をつけるかを考えて、そのどちらか一方にするとなりがちです。しかし、実際のところは両方に並行して習うのが一番効率がいいです。
お値段のことを考えると迷ってしまうかもしれませんが、今は利用しやすい料金のところも増えています。また、用途に合わせた期間だけ利用したいというやり方でもよいでしょう。掛け持ちのプラン自体から塾や家庭教師会社に相談をしながら、最もコストパフォーマンスのよい受講の仕方を考えると有益だと思います。
家庭教師というと昔はみっちりやる人向けというイメージがありましたが、そこにこだわる必要はなく、学校の基本的なレベルを押さえるのに利用するのだって構わないはずです。家庭教師で学校の内容の補填をお願いして、塾で難易度の高いことをやるのに備える考え方は、割かし最近の教育熱心な家庭の流行になっているとも見えます。もちろん、従来よくあったように、塾で学んだ受験対策用の難しい内容の力固めに家庭でいい先生をつけるというパターンも全くよいはずです。